季節の花
水を湛えたかのようなみずみずしいブルーのあじさい、お店で真っ先に手に取りました。
アプリコットカラーのローズに、まるいつぼみに期待の膨らむ芍薬、
枝振りの良いビバーナムスノーボールに、リキュウソウ。
この季節ならではの贅沢な花合わせです。
帰宅してからベランダの緑も数種加えて、ガラスの器に生けました。
つぼみだった芍薬が開き、
アプリコットカラーの花びらの層がよりはっきりとして・・・
昨日とはまた違う新しいその姿。
一日一日、花や緑の豊かな表情に和まされています。

金環日食
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本のなかから
石井好子さん「巴里の空の下オムレツのにおいは流れる」
森茉莉さん「貧乏サヴァラン」二冊続けて読みました。
どちらも美味しそうな描写が満載で、少々読む時間などを考えなくては・・・
と思ってしまうくらい(笑)眠る前などはキケンです。
ガラスに注がれた冷たいアイスティー、熱々とろりの卵料理、季節の味あれこれ・・・
読み進めながら楽しい想像が膨らみます。
それぞれに暮らしのスタイルは全く違うけれど、
料理をすること・食べることに並外れた情熱を注がれるお二人の感覚はとても興味深く、
食へのこだわりにも、格好良さ、小気味良さを感じました。
読み終えて私の心のなかに残ったものは、
料理への、ヒント&楽しみ・・・そして情熱もすこし。

朝日新聞の週末別刷り版、そのなかの「作家の口福」を楽しみにしています。
作家さんひとりひとりのおもしろい視点で綴られていて、
ついつい期待しがちな“美食”・・・という枠にとらわれないところ、
良い意味で期待を裏切られるところもあり、
文章を読み進めるのが楽しい週末の朝です。
料理本の中からテーブルへ新たな風を吹かせることももちろんありますが、
小説やエッセイなどからヒントをもらえることも、とても楽しく思います。
色とりどりの夏野菜が堂々と店先に並び始めるころ。
ぷっくりとした夏みょうがもそのひとつ。
みょうがのピクルスと同じく、みょうがのてんぷらも我が家の初夏の味。
こちらは何年も前に読んだ浅田次郎さんの小説から。
塩を少しつけて口に運べば・・・
サクッと衣がほぐれた中から生まれる清々しい季節の味わい。
冷たい日本酒とよく合う初夏の一品です。
Green Wreath
数種のグリーンの苗を組み合わせて作ったリース、
一カ月近く経ち、ずいぶんしっかりと根付いてくれたようです。
ビオラなどの花物を組み合わせて作ることはありましたが、
ほぼグリーンのみ、というのは今回が初めて。
ハーブがあったり、多肉が入ってみたり、可愛らしい赤い実を付けるものがあったり。
グリーンと言えどもその表情はさまざまです。
ちょうど一年前に我が家のベランダに仲間入りしたヒューケラ、
今年は株分けをすることが出来、そちらもリースに加えてみました。
微妙なトーンの違いがリースのなかで奥行を生み、
日々の成長においても、その広がり・伸びの面白さを実感することが出来ます。
毎朝水やりのたび見える新しい風景に、思わぬおまけをもらえたような気持ちです。

5月の風景
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端午の節句
満開だった近所のハナミズキ、今朝はずいぶん花を落とし始めていました。
時は立夏、季節の歩みも新しい方向へむかい始めます。
まだまだ柔らかな緑が目に眩しいのも正直な気持ちなのですが。
ゴールデンウィーク中、端午の節句のお祝いをしました。


鶏挽肉と野菜の包み煮、作るたびにお肉がぱさぱさとしてしまったり、
詰め具合によっては重たくなり過ぎたりということがあるのですが、
今回は程よく出来上がりました。
山芋の茶碗蒸しは、片栗粉を切らしてしまって、
仕上げにかける餡のとろみが足りず。
うまくいったり、いかなかったり・・・料理のたびにいろいろありますが、
それも我が家の季節の思い出に。
子供たちの健やかな成長を願って。
# by mimoza-clover | 2012-05-08 17:32
広がる世界
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エルミタージュ美術展
エルミタージュ美術展へ出かけました。
魅力的な作品の中、特に楽しみにしていたのはマティスの“赤い部屋”
大学4年生の冬、卒論を仕上げた後からアルバイトを詰め込んで詰め込んで・・・
往復のチケットと数日分の宿を取って友人たちと出かけた先は、
行きあたりばったりの二週間の旅でした。
途中、マティスが晩年作品作りのために過ごしたと言われる街を訪れた時、
記念として設立されたマティス美術館へも行ってみようと話していたものの、
あいにく改築中か何かの理由により入館出来ず、あの時はとても残念な思いでした。
その数年後、上野のMOMA展で夫と観た初めてのマティス“ダンス”
青がとても印象的で、本当に美しい作品でした。
当時購入したポストカード、今でも大切にしています。
ロシアのエルミタージュ美術館から30年ぶりにやって来たマティスの“赤い部屋”
再び色を操ることの才能の素晴らしさを目の前に、
赤におさまるまでの「もともとは・・・」というエピソードにも、
感性のひらめきというセンスをたっぷりと感じられたひとときでした。

季節のひと皿
新じゃが、新玉ねぎ、新人参、新ごぼう・・・
地中、厳しい寒さに耐えて迎えた新しい春、
野菜たちの誇らしげな姿に、ついつい買い物かごも賑やかです。
じゃがいものニョッキは春になると作りたくなるひと皿。
柔らかく潰したじゃがいもを、小さく丸めて真ん中を少しくぼませたら熱湯の中へ。
ぐらぐらと煮立った鍋の中で浮きあがってきたものをすくい上げ、熱々のソースと絡めます。
今夜はトマトソースで。
小さな子供の手でも楽しく作れる、可愛くて美味しい季節のひと皿です。

クレマチス
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